ある年の5月①

吾輩には嫌でたまらないものがある。

 

 

 それは「カラダフキフキ」である。「といれ」が終わるとそれが待っている。なにやらひんやりした物を吾輩の身体に押し付けてくるのだ。

 

 

 

 

 ひんやりした物が身体に当たると何とも言えない不快感があるのだ。

 

 

 

 

 「キレイキレイニナツタヨ。良かったね。」何がよいのだ。ふざけんじゃねえ。そもそもキレイキレイとはどいう意味だ。少しは人間͡の言葉は解るようになったが、意味の解らない言葉は多い。

 

 暑くなってきたからと回数が増えた。といれが無くても拭いてくる。

 

吾輩はこれで十分なのだ。