ある年の12月①

 なにやら外が騒がしい。

 

 外を見ると「ニンゲン」どもが「クルマ」に何やらしている。「クルマノたいやコウカン」をしている。吾輩にはわかる。「ニンゲン」どもがこれをすると、しばらくすると「ユキ」が降る。まったく「ニンゲン」どもは余計なことをする。「クルマノたいやコウカン」とやらをするから「ユキ」が降る。何もしなければ何も起こらないものだ。

 

 「トオチヤン」も「クルマノたいやコウカン」をやっておるな。「ニイチャン」はまだだ。この辺りでは「ニイチャン」が一番遅い。何やら「シゴト」で暇が無いのだそうだ。

 

 となると、吾輩が死にかけた「ユキ」が降ってくるのか。嫌なものだ。