「カァチャン」が「トオチャン」を使って何かしておる。なにやら大きなものだ。しばらくすると「カァチャン」も「トオチャン」もその中に足だけ入れている。
吾輩がじっと見ていると、「カァチャン」が教えてくれた。「コレはコタツだ」と。
なんだ?その「コタツ」とやらは。
吾輩も入ってみた。
あたたかい。
こんなものがあったとは知らなかった。
「すとおぶ」とやらは、知っておる。しかし、この快感は初めてだ。
そうか、「トオチャン」も「カァチャン」もこの季節には外に出ないのか。こんな物があると外には出たくないのはよくわかる。
吾輩も出たくはない。